忍者ブログ
しまねこの息抜きブログ
<< 10  2024/11  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    12 >>
[372] [371] [370] [369] [368] [366] [365
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

前回、本物のマスター2人に会った、と書いたけど、
もう一人おられました。
天台宗のお坊様でとても偉い方だったそう。

身内のお葬式をお願いした方なのだが、
小柄で細身の穏やかな老師だった。
着古した僧衣は色あせていた。

当時、その地区にお寺は2軒あって、
喪主家族はお値段の安さで天台宗のお坊様選んだ。
だが、そのお坊様こそ本物であられた。

今でもはっきり覚えている。
お式の読経が終わってお帰りになる際、
「あー大根でも何でもいいからね。」
老師は振り返りつつそう仰って去られた。
忘れられない。

吝嗇で有名だった喪主一家は一応、
事前に紹介者さんに聞いていた料金を払ったよう。

マスターのうちお一人はとても裕福な方。
世界的に有名な作家さんだったから。
それでも孤児救済の事業に取り組んでおられた。

もうお一人は教団をお持ちだが、
新興宗教と違い勧誘は一切しないし、
人を集めて何かはやってと言う感じではなかった。
それでも、師の噂を聞きつけて祭事に参加する方、
初穂料を送ってこられる方はそれなりにいたが。

こちらの老師は大変質素に暮らしておられた。
贅沢なんぞしたことがないとおっしゃっておられた。
頂いた初穂料(教団に入ったお金)には一切手を付けず、
そうそうな金額を聞いたど、
全部貯金なさっておられたそう。

今思えば、老師は貧しかったのではない。
おそらく生活に必要なお金以外は
全部どこかに寄付しておられたのだ。
老師の師匠がそうであったように。


PR
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
Powered by Ninja Blog    template by Temp* factory    photo by 空色地図 -sorairo no chizu-    icon by Atelier Black/White

忍者ブログ [PR]