ここいらは静岡の中部に当たるんだけど、
たぶん静岡のどの地域でも同じじゃないか？
と思うことに、
庭木に夏みかんやキンカン、橙を植えている家が多い。

最初、静岡だからだろう？
ぐらいに思って見てたんだけど、ある日、ふと気づいた。
多くの家の夏みかん（たち）は、
家の西側に植えられている。

これはたぶん、西＝秋＝実りを表す
方位取り、風水を考えてのことじゃないかな？

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夏みかんもキンカンも、
たぶん、橙の代わりなんだろうね。
柑橘系の果物は、去年の実が成ったままの状態で
子供の実がしっかり実る。
だから、代々＝橙って言うんじゃないかな。

先日、方位を見て欲しいと言う依頼があったので、
引っ越し予定の物件を、依頼者さんと一緒に見に行く事があった。
世間的にいわゆる、勝ち組、エリート階級にいる方で
さすが、選んだ物件は高級マンション。
１人でこんな広い家に住んでどうすんのかなー？
と、内心ちょっと疑問に思ったけど。（笑）

あちこち見て回って方位を見て、そして唸った。
依頼者さんにとって、ほぼ完璧な間取りだったから。
ただ一点、鬼門の方角が壁ではなく、
窓があったのが気になった。

・・だが、なぜかその（鬼門）部屋の窓だけ小さい・・。
ん？！！すぐに気づいた。
その窓から、富士山の全景が見えるのだ。
なるほど。設計者さんはちゃんと方位を知っていて、
でも富士山が見えるようにしたいので、
あえて鬼門に小さな窓をつけたんだな？
と分った。

鬼門にどうしても窓をつける場合は、
なるべく小さくこしらえるのがコツなのだから。

人間って面白い。
依頼者さんは星回りをみても強烈に運が強い。
その地位も、持てる運の強さを表している。
家さえも、方位の知識は持っていないのに
無意識に完璧な家を選択してしまう。
これが『運』『持って生まれた徳』と言う物なんだなぁ。